〒107-0062 東京都港区南青山5-17-2シドニービル301
東京メトロ表参道駅B3から徒歩8分
最近では、大手フィットネスジムだけでなく、高級パーソナルジムや24時間ジムなど、2010年代に比べて明らかにジムの数が増え、筋トレが身近になってきたと思います。
2000年代では、筋トレは主にマッチョになりたい人が行うものとされていましたが、現在ではダイエットを考える際、まず最初に筋トレという言葉が浮かびます。
しかし、ここで考えなければならないのは、筋トレ自体は筋力向上や筋肥大を主な目的としている行為でありながら、なぜダイエットや痩せるために必要なのでしょうかという点です。実際に、筋肥大が進んでしまうと、痩せたいという目標を達成するのが難しいのではないでしょうか。
こうした疑問に対する答えを提供するために、実際に筋トレで痩せることが可能なのかという点について、解説していきたいと思います。
体の外見、アウトライン(骨格と筋肉)は、筋トレによってのみ変化させることができます。言い換えれば、筋トレは体脂肪に直接的な影響を与えることはありません。例えば、「体がたるんできたので引き締めたい」とか「細すぎてメリハリのある体にしたい」といった目標の場合、筋トレがおすすめです。
また、体脂肪は筋トレを進めながら徐々に減少させるのが望ましいです。その理由は、1ヶ月以内に元の体重の5%以上の減少が進むと、「体重やサイズを減らさないように保つ働き」が機能してしまうためです。
トレーニングを始める方々の中には、目的を尋ねると「○○kg減量したいです」という声が多く聞かれます。その理由を聞いてみると、「出産前の体重に戻りたいから」「ベストの体重の時に戻りたいから」と多岐にわたります。
しかしながら、筋トレによって改善できるのは筋肉だけです。つまり、単に体重を減らすことを目標とする場合、筋トレを手段とするのは誤解です。
ここで考えていただきたいのは、本当に体重を減らすことが最終目標なのかということです。ほとんどの方が、筋肉量を減少させたいとは思っていないはずです。むしろ、体脂肪を減らし、背中やお腹、お尻、太ももなどの希望しない部位の脂肪を落としたいと考えているでしょう。
例えば、「体重100kgのスポーツ選手」と「体重100kgで日常的に飲食を楽しむ人」とを比べてみると、どちらの方が外見が魅力的かは明白です。つまり、体重が同じでも、筋肉と脂肪の割合によって外見が大きく異なることが分かります。
体重が減少した場合でも、それが筋肉の減少なのか脂肪の減少なのかが分からず、加えて外見の変化が見られないか、むしろ悪化する可能性も考えられます。そのため、体重を単一の目標にするダイエットはおすすめできません。
ダイエットをしても脚だけ痩せない理由に関するコラムも参考にしていただきたいのですが、脚を引き締めたいという目標に向けて、ターゲット部位にトレーニング刺激を与えてエネルギー消費を増やし、筋肉を引き締めることが一般的です。ただし、その努力にもかかわらず、成果が出る人もいれば出ない人もいます。
その原因として考えられるのは、バランス感覚の欠如です。バランス感覚は、三半規管や耳石器によって形成されており、これによって体を正常な位置に保つことができます。しかし、このメカニズムが体を正しい位置へ導いても、支える脚と足の状態が不良な場合、安定感が損なわれてしまいます。その結果、身体の重心の位置を下げ、安定を図るために脚に脂肪が蓄積されてしまうことがあります。
要するに、筋トレを実施しても効果が得られない場合は、バランス感覚を向上させるトレーニングや足の状態を改善するためのコンディショニングも併せて行うことが重要です。
いかがでしたでしょうか。痩せるというよりも、体を引き締めたい場合には筋トレが不可欠です。体重という数日で数キロ増減してしまうような指標に一喜一憂せず、外見の変化を重視してダイエットやボディメイクに取り組みましょう。
当社の健康メンテナンスコースでは、経験豊富なトレーナーがあなた専用のトレーニングメニューを作成するだけでなく、日常生活でどのようなことに気をつければ目標に近づけるかもアドバイスします。ぜひ、フォームやLINE公式アカウントよりお問合せください。